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2012/07/18

[カウントダウン企画]開幕まであと1日



ついに本番初日を明日に控えた今日は、なんと、
演出家:上村聡史さんのお誕生日!!
ささやかながら、お祝いさせていただきました。



本日は、本番同様に行うリハーサル、ゲネプロがあり、
現場には緊張感が漂っていました。
けれども、休憩中はそれぞれの楽屋を行き来して
楽しげにお話をされる姿が。
<世界の終わり>なんて来ないんじゃないかと思わせてくれるほど、
楽しげな雰囲気です。

それでも、この作品は<世界の終わり>を迎えます。
大切な人、恋人だったり、家族だったり。
終末を迎える瞬間を共に過ごしたいと思う方と一緒に、
この作品に向き合っていただけたら幸いです。

2012/07/17

[カウントダウン企画]開幕まであと2日


初日を目前に控えて、演劇界で活躍する
海外戯曲を演出する演出家を招いての座談会が実現!!!
本作「千に砕け散る空の星」の戯曲についての意見交換も行われたこの動画
観劇前に、是非ご覧下さい。


2012/07/16

[カウントダウン企画]開幕まであと3日





『千に砕け散る空の星』本日劇場入りいたしました!
劇場には、舞台美術がどんどん組まれていきます。


そしてシアタートラムの入り口にもポスターが掲示されて、




初日が迫ってきたぞという感覚が増していくばかりです。




いよいよ世界の終りまでの物語の、はじまりが近づいてきました。
これからますます、『千星スカイブルー』に染まって行く三軒茶屋に、
ぜひご注目ください!

2012/07/15

[カウントダウン企画]開幕まであと4日



げきぴあにて
演出の上村聡史インタビューを公開中です!
是非、御観劇前にご覧下さい。

http://community.pia.jp/stage_pia/2012/07/wadai-sen.html

ご予約、公演詳細はこちら

2012/07/14

[カウントダウン企画]開幕まであと5日


本日は舞台「千に砕け散る空の星」
劇中での登場人物相関図を大公開!
観劇前に知っておけば物語をより深くお楽しみ頂けます。



2012/07/13

[カウントダウン企画]開幕まであと6日



公演初日まで一週間を切りました。
この物語の中での<世界の終わりの一週間前>は、
とても重要な、ショッキングなことに遭遇します。
けれど、そこから分かることが多くあるのです。

お稽古も大詰め。
登場人物たちが必死に、様々な思いで終末へと向かって行くように、
我々も、素敵な空を見上げるべく、
公演初日までの残り一週間を必死に生きていきます。

世界が終るその瞬間、空が千に砕け散っていく。
それは恐怖なのか、それとも、もっと前向きな気持ちでいられるのか。
ぜひ、劇場で感じてください。

2012/07/12

[カウントダウン企画]開幕まであと7日





プロモーション追加情報!
7/2の記事に掲載したものから増えています。
これから公開される情報も載っていますので、チェックチェック!


雑誌[Dramatic Actor VOL.4]
http://www.kosaido-pub.co.jp/mook/vol4.html

携帯サイト[PLATINUM JUNON - 最新レポート(6/6)]
http://www.junon.jp/

webサイト[エリア毎日]
http://www.areamainichi.jp/

webサイト[コムコム.com]
http://komu-komu.com

webサイト[CINRA.NET]
http://www.cinra.net/news/2012/06/05/121127.php

雑誌[東京カレンダー 8月号]
http://www.tokyo-calendar.tv/

雑誌[TV Taro 8月号]
http://tnsws.jp/contents/magazine/tvtaro.html

雑誌[BEST STAGE 8月号]
http://ongakutohito.jp/

ラジオ[THEATER F]
http://www.fmsetagaya.co.jp/THEATERindex.html

雑誌[Audition 7月号]
https://www.web-audition.jp/

雑誌[月刊Deview 8月号]
http://www.deview.co.jp/

雑誌[シアターガイド 8月号]
http://www.theaterguide.co.jp/

新聞[しんぶん赤旗 7/16掲載]
http://www.jcp.or.jp/akahata/

新聞[毎日新聞 7/18掲載]
http://mainichi.jp/

2012/07/11

[カウントダウン企画]開幕まであと8日




『千に砕け散る空の星』
舞台となったイギリスの街をご紹介します。
作品中に様々な土地名が出てくるので、
その位置関係を知り、登場人物たちの距離感をリアルに感じてもらえればと思います。
地図を片手に観劇、というのも悪くないのではないでしょうか?


<ヨーク駅>
ヨークの旧市街の西に位置し、東海岸線の重要駅のひとつ。
東海岸線の他に、リーズやスカーボロ方面に列車が出ている。
日本で言うところの宇都宮駅―といったところでしょうか。



<ミドルズブラ>
イングランド北部のノース・ヨークシャー(North Yorkshire)の街。
日本で言うところの掛川?


<エクセターの埠頭>

イングランド南西部、デヴォン州の都市。大学も多く、日本で言うと神戸が近いでしょうか。


<マンチェスター・ピカデリー駅>
年間2000万人以上の利用客を誇る市内最大のターミナル駅。
日本で言うところの上野駅。


<キンダー・スカウト>
北イングランドから南スコットランドに掛けて延びる低い山脈の一部。
日本で言うところの、日本アルプス。




2012/07/10

[カウントダウン企画]開幕まであと9日


演出の上村聡史によるインタビュー動画を公開中です



ご予約、公演詳細はこちら

2012/07/09

[カウントダウン企画]開幕まであと10日


今日はお稽古はお休みですが、各スタッフは劇場入りまでの追い込み作業です!
舞台部は、小道具、美術の最終調整、音響、照明は劇場入りに向けて図面を起こしたりと、
いよいよ『千に砕け散る空の星』の全貌が見えてきました。

そんな中、劇場で販売するパンフレットのデザインも出来てきましたのでちょっとだけ公開!
今回のパンフレットは、冊子とDVDのセットになっているこだわりの公演パンフレットです!


冊子ページは、出演者のプロフィールや稽古場写真はもちろん、
三人の作家の創作日記も公開されていて、
よりみなさんの観劇の際のお役に立てるものを目指して必死に作成中です。
DVDは稽古場レポートや、演出家の座談会など、より作品が深まる内容になりそうです。

さてさて、初日まで残すところあと10日!
作品と併せてぜひ劇場でパンフレットもお手にとってみてください


ご予約、公演詳細はこちら

2012/07/08

[カウントダウン企画]開幕まであと11日





七夕の笹がゆれる稽古場では、全スタッフが見守る中、
白熱した通し稽古が行われました!
ついに『千に砕け散る空の星』の全貌が明らかになってきて、
いよいよ初日が近づいてきたという感覚が増してきました。

稽古時間はよい緊張感に満ちた稽古場も、
休憩時間は本当の家族のように、和やかな雰囲気で満たされています。
そんな様子を少しでもみなさまにお伝えするのに
ぴったりな番組が放送されることになりました!

★★ ★ ★  ★   ★
7月9日 20:00~OA ワタナベプラス
舞台「千に砕け散る空の星」直前SP!!!
http://gyao.yahoo.co.jp/watanabeplus/
★★ ★ ★  ★   ★

出演者の、牧田哲也さん、碓井将大さんに加え、
演出家の上村聡史さんの三人が稽古後にWEB番組に登場します!
作品のことだけでなく、稽古場の様子や、
いろんなエピソードが聞けること間違いなし!


ぜひお見逃し無く!

2012/07/07

[カウントダウン企画]開幕まであと12日




本日は7月7日、七夕です。
『千に砕け散る空の星』のお稽古場にも七夕飾りを置き、
みんなで公演の成功を祈りました。

本日のお稽古は物語の後半部分。
それぞれが抱える弱さや痛み、
いつからかできてしまった溝。
それらに気付き、見つめ返した家族は、
最後にどんな空を見たのでしょうか。

ぜひ劇場で、この家族と共に空を見上げてください。




ご予約、公演詳細はこちら

2012/07/06

[カウントダウン企画]開幕まであと13日


今日は、『千に砕け散る空の星』稽古場に三人の演出家が集まり、
座談会が行われました!
それぞれの見地から、本作の脚本を読んで感じた魅力や、
自分が演出するとしたら?など、興味深い話が盛り上がりました。

詳細は後日発表!
お楽しみに!

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2012/07/05

[カウントダウン企画]開幕まであと14日


7月26日(金)19時の回、終演後に行われるアフタートークは
ゲストに谷賢一(作家・演出家・翻訳家/DULL-COLORED POP主宰)を迎え、
碓井将大ほか、出演者とのトークを開催致します。

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2012/07/04

[カウントダウン企画]開幕まであと15日


7月20日(金)の回、終演後に行われるアフタートークは
出演者の大滝寛、中村彰男、倉野章子と、演出の上村聡史

以上4名でのトークを開催致します。

ご予約、公演詳細はこちら



2012/07/03

[カウントダウン企画]開幕まであと16日


本日は、衣裳合わせからのお稽古で、
すべての出演者さんが集まり、大変賑やかな稽古場でありました。
そして、出演者の文学座・倉野章子さんのお誕生日でした。
 
 
お稽古後、ケーキとスイカ丸ごとフルーツポンチでお祝いしました!
 
 
濃厚なお稽古後の甘いもので、皆さんほっこりしていたようです。

いよいよお稽古も大詰め。
世界の終わりに向けて、精一杯創り上げております。

2012/07/02

[カウントダウン企画]開幕まであと17日


「千に砕け散る空の星」関連記事のメディア掲載情報


webサイト[CINRA.NET]
http://www.cinra.net/news/2012/06/05/121127.php

雑誌[東京カレンダー 8月号]
http://www.tokyo-calendar.tv/

雑誌[TV Taro 8月号]
http://tnsws.jp/contents/magazine/tvtaro.html

雑誌[BEST STAGE 8月号]
http://ongakutohito.jp/

ラジオ[THEATER F]
http://www.fmsetagaya.co.jp/THEATERindex.html

雑誌[Audition 7月号]
https://www.web-audition.jp/

雑誌[月刊Deview 8月号]
http://www.deview.co.jp/

雑誌[シアターガイド 8月号]
http://www.theaterguide.co.jp/

2012/07/01

[カウントダウン企画]開幕まであと18日


ただいま、佐藤佐吉演劇祭2012を開催している
王子小劇場の劇場ロビー限定で
「千に砕け散る空の星」の上演台本を閲覧していただけます。

王子小劇場での観劇の際は是非お手に取ってご覧下さい。

2012/06/30

[カウントダウン企画]開幕まであと19日


ロンドン初演時のプログラムより
創作の裏側を大公開。


ある劇作家の日記
Diary of a Playwright

デヴィッド・エルドリッジの執筆日記より:『千に砕け散る空の星』創作の裏側


2010年1月22日(金)
仕事にかかる前にサイモン・スティーヴンズとロバート・ホルマンと私で朝食がてら
ソーホーを歩く。三人でしっかり作業にかかった2002年以来、
お互いの生活がいかに変化したか、笑いながら思いを馳せる。
初日まで日記をつけることに同意する。
2002年の夏、ロバートが私に三人でいっしょに書こうよと言ってきた。
サイモンは、ロイヤルコートのバーで私がつかつかとやってきたことを覚えていた。
ジョークなのだろうが、私に叱られるんじゃないかと思ったと言う。
だが私としては、ロバート・ホルマンが三人で芝居を書こうと言っている、
と伝えただけだ。2002年11月、私が食事を用意することになったが、
お金がほとんどなかったので、
ロバートとサイモンに夕食をたっぷり用意してやれるかどうか心配になった。
肉屋で一番のソーセージを買い、生クリーム入りの特製マッシュポテトをつくった。
そしてランチョンマットと共に私たちの戯曲を丁寧に並べ、
芸術家三人の会合を象徴的に表現した。




2010年2月1日(月)
この数日はとても寒く、冬の天気で悪夢のようなおそろしい出来事を思い出す。
クリスマス直後、妻といっしょに出かけた時のことだ。
ウェスト・ペナイン・ムーアの私たちの家の近くで、
一匹の間抜けなスパニエルが貯水池の氷の上を走っていたら氷を破って溺れてしまった。
犬がどうにか生き延びようと泳ぐ姿からいろんなことを考えた。
ロバートとサイモンと私は2004年クリスマス直後の大津波で起きた悲惨な出来事に
刺激や衝撃を受けていた。
大自然の驚異的な力を前にすると私たちの存在など取るに足らないのではないかと
考えた。私たちを人間として定義しているものはなんだろうというのは、
私たち三人も劇作を通じて常に考えてきたことである。あのような驚異的な力を前に、
意識して考え、行動する能力があるからこそ、私たちは人間であるのかもしれない。




2010年2月10日(水)
キャスト第1段。ピアス・クイグリーとアラン・ウィリアムズがそれぞれ
ジェイムズ、ジェイクに決定した。




2010年2月13日(土)
今週は一日、オーディションでロンドンへ。
土曜日の朝一番に『春のめざめ』とサイモンの『パンクロック』に出た
ハリー・マッケンタイアに会った。二つともリリック劇場の作品である。
昨日のオーディションには行かなかったが、
夕方までにショーン・ホームズが電話で状況を教えてくれた。
彼らはハリーに是非ハリーにオファーすべきだと思っていたので、
フィリップは決まったと思う。オーディションというのは不思議だ。
いいと思っていた俳優が、呼んでみたらよくなかったり、その逆だったり。
戯曲について新鮮な発見をし、俳優と実際に旅してもみる。
俳優に会って、ちょっとどうかなと思ったりもするが、二週間経つと、
この人が適役でベストなのだと思う。




2010年2月18日(木)
サイモンが今朝ニュー・サイエンティスト誌の記事のリンクを送ってきた。
三回読んだが、まだ完全には理解できない。
2006年6月、私たちはロンドンのインペリアル・カレッジへ行き、
実験天体物理学を教えるイゴール・リュバルスキ博士を昼食に誘った。
彼はアメリカ人の同僚を連れてきたのだが、このふたりは最高の漫才師だ。
バーでの世間話のように天体物理学や宇宙論の専門用語をくり出し、私たちは驚いた。
彼らが世界の終わりに関する様々な理論を話題にする様子は、
災害モノのハリウッド映画の主人公の会話のようだった。
最後に彼らはコズミック・ストリングという概念をもち出した。
NASAの望遠鏡が捉えたもので、私たちの宇宙を破壊するという。




2010年3月4日(木)
第一場と第三場の変更について、私たち三人ともメールのやり取りで意見が食いちがう。
ロバートとサイモンとそれぞれ電話で話す。
彼ら二人の書き方にはあまり共通点がなく、
それに比べると私の書き方は二人の書き方と似ているので、
しかたなく私が二人の間に入って調停役を務めるようになった。
おかげでこの戯曲の創作上、私が重要な役割を演じることが多くなったが、
髪を掻きむしりたくなることもたびたびあった。
唯一このプロセスで不公平なことは、
結局私がピースメーカーになってしまったことではないかと思う。
題材を生み出し、戯曲全体を書いては書き直すというのを
全員が責任をもってやってきたが、
三人のうち一人だけが(国連の前事務総長コフィ・アナンと彼の和平任務にちなんで)
「コフィ」になってしまった。




2010年3月11日
サー・ニコラス・ハイトナーとナショナル・シアターで打ち合わせ。
私が戯曲化しようと思っている小説について話す。
ニックはナショナルの芸術監督だが、リリックの状況はどうなの、
稽古はいつ始まるのと訊く。
イースターが終わったらすぐ始まる、強いアンサンブルの俳優を集めたと伝える。
洒落のつもりで、ショーン・ホームズは穏やかで気楽な性格なので
私たちの戯曲にふさわしい演出家だ、彼なら三人の作家とうまくつき合える、
共同作業に四苦八苦している人もいるけれど、と伝える。
サイモンが最近漏らしたところでは、ショーンは2008年秋、
リリックの芸術監督に任命されるすこし前に私たちの戯曲を読んだらしい。
どうりでリリックの仕事がスピーディーだったわけだ。
ショーンが在任して一年かそこらで私たちの劇は上演されたのだが、
それも彼が劇場の運営を始めて数日のうちに決まったことだった。




2010年3月19日
プロデューサーのベイリーが昨日メールを送ってきた。
「一つ確認したいのですが、芝居で使うのはゴールデン・レトリヴァーにしますか、
それともラブラドールにしますか?
ラブラドールが必要なら、ブラウンでなければいけませんか、
ゴールデンでもいいですか?
リタイアした盲導犬が二頭候補に挙がっています。
広報部長のエイミーが地元紙を通じてコンペをしようとしていますので、
三人の希望を知る必要があるのです。」犬のキャスティングはさすがにはじめてだ。




2010年4月6日(火)
稽古初日。
サイモンがいないので、ロバートがカンパニーの前で彼のメールを読み上げる。
サイモンいわく、
「謎に満ちた戯曲のように感じられるでしょう。そんなことはありません。
すべてページの上にあります。台詞を声に出せば、それだけで生きたものになります。
キャスティング中にロバートから来たメールをショーンが読み上げる。
「『千の星』にいい俳優を配役することは大事です。これはロマンスです。
つまり私たちがこうであってほしいと思う世界についての劇であって、
必ずしも現実のままの世界についての劇ではないのです。」
このおかげで本読みのトーンはあたたかく、やさしいものになる。
昼食のあと、ロバートとわたしが、いかに三人で本を書いたのかを話す。
まず互いをよく知ろうと何巻もの壁紙にシーンを書いていき、
一本のペンを三人で回していったこと。俳優陣から笑いが起き、いくつも質問がある。
それからすぐさま第一場の病院を稽古する。いよいよ芝居づくりの本格作業が始まる。




(初演のリリック劇場プログラムより)
訳:広田敦郎

2012/06/29

[カウントダウン企画]開幕まであと20日



「千に砕け散る空の星」ロンドンでの初演時に
イギリスのガーディアン紙に掲載された特集記事をご紹介します。



『千の星』世界の終わりのショー
A Thousand Stars' end of the world show

一本の戯曲に三人の作家というのは可能だろうか?
可能だとリン・ガードナーは見る。
必要なのはペンと一巻きの壁紙──そして世界の終末だけだ。
リン・ガードナー


あなたならどうする、土曜日に世界が終わるとしたら?


本当の終わりだ。つまり打つ手はない。
科学者にも政府にも一匹狼のヒーローにも終末を防ぐことはできない。
それが『千に砕け散る空の星』の出発点だ。
一人ではなく、乗りに乗った三人の作家が共作するという珍しい新作劇である。


デヴィッド・エルドリッジ、ロバート・ホルマン、サイモン・スティーヴンズ共作
『千の星』は年の大きく離れた五人兄弟に焦点を当てた劇だ。


世界の終わりが近づくにつれ、彼らは家族の秘密を明らかにせずにはいられなくなり、
行方不明の兄弟とばったり出くわし、最後には全員が集まって過去の傷や誤解を水に流す。
「たとえ世界が終わりに直面しても、
みんなじゃんじゃんレイプして略奪してというふうにはならないんじゃないか、
そういう考えを三人が共有していたところから書き始めました」
とスティーヴンズは言う。


現在売れっ子のスティーヴンには
ロンドン、ブライトン、ドイツでの新作同時オープンが控えている。
「僕たちなら単純に自分の愛している人間と過ごしたいと思うでしょう。」
「たしかに」とホルマンは言う。
最近の三十年間で最も過小評価された戯曲のいくつかは彼の作である。
戦争と暴力を描いた人間味のある秀作『静かに騒ぐ』もその一つだ。


「三人とも家族というものを信じているんです。
家族がどんなに不完全なものであろうとです。これは愛を描いたお芝居です。
家族のなかで愛が何を意味するかということ。もしかすると何か単純な、
丘の上に座ってチーズを分け合うというようなことかもしれません。
「しかも気の滅入るようなお芝居ではまったくありません」とエルドリッジがつけ加える。
彼は『青い空の下』、『マーケットボーイ』、家族の危機を描いた
ドグマ映画の強烈な脚色『フェステン』を手掛けている。
「終わりと向き合うということなんです。しかもうつむくのではなく、見上げるんです。」


『千の星』は今週ロンドンで初日を迎えるが、創作の始まりは2003年、
津波やハリケーン・カトリーナ、アイスランドの火山噴火といった自然災害により
私たちが人間の脆さを思い知らされる前のことだ。
どのようにして始まった話なのだろう?
「前々から仲よしでしたから」とサイモンは言う、
「お互いに挑戦し合おうということになったんです。
課題は、それぞれいままでこわくて書けなかったもの、
あまりにも直接的で個人的なことを書くということでした。」


劇作家の共同作業は新しいことではない。シェイクスピアにも共作はある。
が、普通は二人で一本の戯曲が限界だろう。
このトリオには互いに共通するものが多くあるとはいえ、三人べつべつの作家、
それぞれまったく異なる書き方をする作家である。問題はなかったのだろうか?
「いい意味で闘いはありました」とスティーヴンズは言う。
「お互い徹底的にやり合ったこともあります。」
「でも」とホルマンは言う、
「最悪の一日でも、最後には必ず三人でパブへ出かけました。」
「この作品はお互いの愛情の産物なんです」とスティーヴンズがつけ加える。
「でもそれはタフな愛情です。本当の愛情というのはそういうもんです。」


ナショナルシアター・スタジオで二週間共に過ごし、
それぞれ興味をもった音楽や写真をすこしずつ持ち寄って、作業を前へ進めていった。
そのあいだ、三人で一本のブルーのペンと一巻きの壁紙を共有し、書いていった。
自分たちの書いていた登場人物にこう言わせたい、こうさせたいと、
ときにはペンを取り合いにもなったが、たいていはそれぞれが場面をつくり出し、
それを次の作家に回して書き改めるという具合だった。
最終段階では三人のうち一人が(それが誰なのかは教えてもらえなかったが)
草稿を書き、自由裁量で変更を加えることができた。
その草稿が次の作家に手渡され、同じプロセスが繰り返された。


内容によっては非常に私的なことがらもあったので、
このプロセスは必然的に数々の混乱を引き起こした。あるときホルマンは、
それまで書いたことがないほど個人的な一節に変更が加えられたのを見つけた。
「座り込んで自問しました、
どうしてこんなにつらいことをしなきゃならないんだろうって。
その痛みや悲しみを乗り越えるのにずいぶんかかりました。
素晴らしい変更だと気がついたのはしばらく経ってからです。」


結果として作品は、スティーヴンズが言うに、まちがいなく三人全員のものになった。
「でも足して三で割ったようなものではありません」とエルドリッジが即座につけ加える。
「三人の声を足したものよりも大きなものにしたいと僕らは思ってたんです。」


劇場探しにはしばらくかかった。なにしろ資金に加えて勇気がなければ、
十一人の俳優と一匹の犬が必要な劇は上演できない。
そしてもちろん世界の終わりを舞台に載せる腕も必要だ。
この物語では、世界の終わりは人間が招くものではない。
量子物理学に起源をもつ終わりである。ここで興味深いのは、
劇に教訓的な重みが与えられることはないという点だ。
苦悩をあらわにするとか、誰かを非難するということはない。
ただ世界の終わりを迎えるために家族が集まるだけである。

「曖昧で隠喩的な、詩的なものなんです。
いまどきそういう演劇は流行ってませんが」とスティーヴンズは言う。
「9/11以来」とエルドリッジがつけ加える、
「演劇はより逐語的で実利的なものになっています。
頭で考えるものや政治的な議論の場はたくさんありましたが、
深いメタファーでじわじわ表現するような作品に場が与えられることはほとんど、
あるいはまったくなかったんです。」


そしていま、
三人の作家が一つのヴィジョンと一本のペンと一巻きの壁紙を共有してくれたおかげで、
そういう演劇が返り咲くのだ。

(ガーディアン紙 2010年5月10日)
訳:広田敦郎